冷淡な辛抱強い愛

大阪中の電気を消して夜空を見上げるのが夢

映画備忘録①

体調を崩し、寝込んでいたものの暇すぎてアマプラで映画を見まくってたゴールデンウィーク。備忘録です。ネタバレは常にします。俳優さんはすべて敬称略。

 

 

・老後の資金がありません!

明るい気持ちになりたかったので1本目はこちらに。主演は天海祐希。義父が亡くなり、お葬式は大きく行いたい夫側の親族と長男に嫁いだせいで余計な出費がかさむ妻側の悲哀よね。夫がまさかの会社倒産にあい、娘も変な男と結婚し…みたいなもう絶望に絶望を重ねまくってる。最後はあったかい気持ちになったからよかった。草笛光子の変装はかなり見物。


・護られなかった者たちへ

主演は佐藤健阿部寛東日本大震災で生活は大きく変わり、暗い影を落としている。数年後、変死体が見つかって…という話。阿部ちゃんは妻と子を亡くし、佐藤健は放火で服役していたなど闇しかない。実際こんなカオスなのか私には分かるはずもない。リアルなところもあったが後半の展開、犯人にはやや疑問。


・愛がなんだ

岸井ゆきの成田凌のイチャラブコメかなと思ったら(そういうシーンもあるっちゃある)結構ダークというか、ダメな人が多い。あんまり感情移入できなかったなー。江口のりこのあの感じ好きになれんかったし。写真家の彼にはがんばってもらいたい。


・新聞記者

公開当時見たかった作品の一つ。重いテーマがしっかり重く描かれて厚みを感じた。シムウンギョンは「100よか」見てたからめちゃくちゃ期待してた。緊張感の表現や正義に向かう姿すばらしかった。そして最後の松阪桃李ね…実際こんなことあってたまるかって思わされる。


GANTZ

うーん…特にコメントがない。漫画向きなんやろうな。


・東京プレイボーイクラ

エレファントカシマシの「パワー・イン・ザ・ワールド」が主題歌ということで見てみたかったやつ。主演は大森南朋。名バイプレイヤー・光石研も。ストーリーどうこうより血の気の多さとかグロいのが思い起こされる。臼田あさみはいつっつもあんな役回りやね…そこがいいんですが。


・マイ・ブロークン・マリコ

やさぐれOLを永野芽郁、その亡くなった親友が奈緒。キレてる芽郁ちゃんぶっ飛んでてとても良き。マリコは亡くなってるし救いのないところも多いけど、最後に受け取った手紙にはきっとシイノが強く生きていけることが書いてあったんでしょうね。


嘘八百

中井貴一×佐々木蔵之介の凄み。演技上手い人のコミカル好きすぎる。実のところ京町ロワイヤル(第2弾)を先に見てしまってて順番間違えた。友近すこ。


・ブレットトレイン

洋画!民生が主題歌「kill me pretty」を提供していると聞いて。ブラピがちゃんとかっこいい(運が悪くても)。舞台は日本なんやけど、ちょっと景色が違って。ネオンとかね。あえてそうしてるんかな。最終、駅も新幹線もぐっちゃぐちゃ。伊坂幸太郎の話が元だからか、日本の歌が他にも流れてくる。これ興行収入的にはどうやったんかな…


孤狼の血

広島のヤクザ抗争映画。役所広司怖い!口悪い!いや…あれはあれで正義やわな。LEVEL2に続くことを知ってたからわりとのんびり見てたら後半つらかった。そら日岡(松阪桃李)、あんなんなるわと思った。LEVEL2へ続く。


・マチネの終わりに

福山雅治×石田ゆり子の大人なラブストーリー。「実に面白い」あの人とか「サンキューシンディー」のあの人のイメージが強かったので、王道な福山雅治が見れてうれしかった。大人ならではの色っぽさ。ゆり子さん好きすぎる。2人も映像も美しかったです。


孤狼の血 LEVEL2

噂には聞いてたけど鈴木亮平怖すぎるな。いろいろむごいし…チンター!ってなった。チンタの姉ちゃんはダメですね。タバコの吸い方もドスも。もっと向こう気の強い女優さんの方がよかったと思う。


メメント

過去の事件から記憶が長続きしなくなった主人公よろしく、どんどん過去の話へ巻き戻っていく斬新な映画。事前に情報を知らん状態で見たから進み方がめちゃくちゃややこしかった。「なぜこうなったか」の結果が先に出てくるのでセリフとか伏線とか覚えていないといけない。オチはまあよくあることかもしれんけど、かなり集中する必要があったのが久しぶりでおもしろかった。


ヴァイブレータ

寺島しのぶ×大森南朋。2人とも若いしエロいのでもうどうもこうもなかったです。寺島さんぶっ飛びすぎですよ。身捧げすぎよ。こんなシーンばっかなの聞いてない!笑


・渇き

ソンガンホのファンタジーホラーって感じ?吸血鬼モノなんですよね。でも家族の裏の姿とか人間のエゴとかが重い。韓国映画ってそれが色濃く出てる気がする。背筋がぞわっとしちゃったシーンもあったりして。気持ち悪いですいい意味で。ほんでちょっとエロい。


・楽園

綾野剛×杉咲花×佐藤浩市。これもなかなかシリアスでつらい。全然かっこよくない綾野剛見るの初めてかも。かっこよくないっていうか暗いっていうか。すごいうまかった。そして佐藤浩市メンメしないといけないところもあります(役的に)

 

・グッバイ・クルエル・ワールド

これもめちゃくちゃ血が流れるじゃないですか。ヤクザから足洗った西島さんとか私得なんですけどあんまりこう…印象に残ってないのよ正直。

 

・騙し絵の牙

これ見たかった!売り上げに悩む出版社のある部署が一発逆転をかけて大改革!みたいな。大泉洋当て書きっていうのがまたいいじゃない。胸糞悪いところもあったもののハッピーエンドといっていいでしょう。リリーフランキーがいい味出してます。

 

・弁護人

またソンガンホ。実際にあったような話なのかね?公開当時話題になったらしい。主人公がただの陽気なおっさん弁護士で前半は進んでいくんやけど、行きつけのご飯屋さんの息子が無実の罪で捕らえられて…と一気にダークになる。自分の保身、忖度しかしない周りの連中とそれに屈せず真実を明らかにしようとする人の攻防、よかったです。

 

・私の男

浅野忠信×二階堂ふみ。ふみちゃん掴めない女の子って感じで凄まじかった。不穏と不穏のマリアージュ。途中さ、もうやめてくれーって思ったね。(何故か家の中で)血の雨が降る演出はよくわからんかったけど効果的だった気がします。

 

・異動先は音楽隊!

昔気質のパワハラ刑事(阿部寛)はある事件を追う中、パワハラで訴えられて音楽隊に異動させられドラム担当に就く。トランペットは清野菜名。サックスは高杉真宙。ガチ演奏らしいね。ちょっと最後泣いちゃったよ。事件のシーンとコメディーのバランスがやや△かな。

 

・空母いぶき

戦争モノ。また佐藤浩市出てる。信念はあるけど若干なよなよしてる総理大臣の役。西島さんもまたいる。いぶきの艦長補佐みたいな人。訳わからん国が攻めてきたらあんな風になるんかなあと思った。

 

・パーマネント野ばら

菅野美穂かわいい。終盤までだいぶのほほんとしてるし登場人物はみんな憎めないクズって感じでいいんです。終盤まではね。あんなオチになるって誰が予想するの?つらいでしょこれは。

 

 

ということで以上、映画備忘録でした。